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花粉症とブロック治療について

花粉症は、スギやヒノキ、ブタクサなどの植物の花粉が原因となるアレルギー性鼻炎の一種です。免疫システムが花粉を異物と認識し、ヒスタミンなどの化学物質を放出することで、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、喉のかゆみ、咳、頭痛、倦怠感などの症状があらわれます。

神経ブロック療法は、特定の神経や神経の周りに麻酔や薬剤を注射することで、痛みを抑える治療法ですが、星状神経節(せいじょうしんけいせつ)ブロックというお注射が花粉症には有効です。

星状神経節は、首の前側(のどぼとけの少し下)にある自律神経の中枢です。ここに局所麻酔を注射すると、交感神経が抑制され、副交感神経が優位になり、アレルギー症状が和らぐと考えられています。血流改善や炎症の抑制により、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどの症状が和らぎます。また、自律神経のバランスを整えることで、免疫の過剰反応を抑え、ストレス軽減や睡眠の質向上も期待できます。

抗アレルギー薬の効果が不十分な人や、眠気や倦怠感などの薬の副作用が気になる人にとって、星状神経節ブロック治療は有力な選択肢となります。効果には個人差があり、定期的な施術が必要な場合があるため、医師と相談して決めるのがよいでしょう。お困りの方は一度、専門医であるペインクリニックにご相談下さい。

院長 松永 美佳子