院長紹介
千里ペインクリニック 院長
松永 美佳子
- 資格
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- 日本麻酔科学会専門医
- 日本ペインクリニック学会専門医
あなたの痛みを一緒に考えること・・・私たちはそこから始めたいと思います。
私たちは、あなたの痛みを全力でサポートします。
現在、日本人の3人に1人が腰痛持ち、2人に1人が癌になる時代になりました。そして、世界一の長寿国になった日本は、長生きできる幸せと同時に、人生の質を考えなければならなくなりました。 どこに痛みがあってもつらいものです。日本人は我慢強い気質を持っており、昔から我慢することは美徳と思われていました。つい最近まで、病院でも痛みは我慢するものとして治療の対象にはなりませんでした。
医学部を卒業後、麻酔科医として手術場や集中治療室で最先端の医療に触れてきましたが、病院では高度な医療が発達し、どこまでも延命治療を行っていく一方で、「痛みに対する治療」は十分なものではありませんでした。
痛みを抱えた方はたくさんおられましたが、麻酔科外来を訪れる患者様は少数で、「ペインクリニックってなにをするところ?」と皆が思っていました。
また、がんを抱えて退院される方は、家に帰っても通院が大変だったり、自宅でつらい思いを抱えて生活されている方が多数おられました。そんな方々の役に立ちたいと思い、病院を辞めて開業しました。
痛みは「我慢しないといけないもの」と思われていませんか?
高齢に伴う慢性の痛みを軽減することは、行動範囲も広がり健康的な生活が可能となります。手術後の痛みをしっかり取ることは、早期離床を促し合併症の予防にもつながります。また、緩和ケアを早くから受けることは、抗がん剤と同じくらい延命効果があることがわかってきました。
痛みのない生活は最期まで自分らしく生きることにつながり、生活の質が上がります。「痛みをとって自分らしく生きる」ことは、生きていく上で最も大切なことだと思います。
- 略歴
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平成3年 大阪大学医学部卒業 平成4年 大阪府立千里救命救急センター勤務 平成5年 箕面市立病院麻酔科勤務 平成6年 大阪大学医学部附属病院集中治療室勤務 平成7年 大阪大学医学部附属病院麻酔科勤務 平成8年 阪南中央病院麻酔科勤務 平成11年 市立豊中病院麻酔科勤務 平成14年 大阪北ホームケアクリニック勤務 平成16年 NTT東日本関東病院ペインクリニック科研修 平成16年6月 千里ペインクリニック開院
スタッフ紹介
医師
常勤医師1人 非常勤医師1人
- 医師富野
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2020年4月より勤務となりました富野です。
小、中、高校時代を豊中で過ごし、25年ぶりに帰ってきました。
これまでは守口、岸和田、枚方などの大阪と愛知で、救急医として勤務してきました。救急治療では救命することが最重要で、無事に救命できた後のことにはあまり関わっていませんでした。しかし、普段の生活に戻るまで、社会復帰するまでには様々な痛みを乗り越える必要があり、その場面でもっと自分にできることがあればと思っていました。また、救命困難となった方の治療では最後の過ごし方について考えることが多く、終末期医療への関心が深まっていました。
父が胃癌で亡くなったとき、ぼくは反抗期でした。父と会話もせず、大事な時間に寄り添ってあげられなかったこともずっと心残りで、いつか緩和ケアに携わりたい思いもありました。
豊中に帰ってくることになったときに千里ペインクリニックと出会い、これからの自分に最適の職場と感じ、仲間に入れてほしいとお願いして今に至ります。松永先生はじめスタッフみなさんから優しさと情熱を感じ、千里ペインクリニックで働けることをとても嬉しく思っています。
痛みや苦痛なく日々笑顔で過ごせるよう、皆さんに寄り添いお手伝いできればと思います。精一杯努めていきますので、どうぞよろしくお願いします。
- 医師池永
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はじめまして、千里ペインクリニックの池永と申します。
当院入職までは大学病院、総合病院、こども病院にて麻酔科医として勤務しておりました。一般の患者様の目線からしますと、麻酔科医とはどのような仕事をしているのか、あまり馴染みがないのが現状ではないかと思います。内科の先生ならば糖尿病や高血圧や風邪等々、お薬を使用して治療してるイメージがあるのではないでしょうか。外科の先生なら手術をしているというイメージがわくかと思いますが、麻酔科と言われると・・・手術の時の麻酔をしてくれる医師?と言ったイメージくらいしかわかないのではないでしょうか。手術時の麻酔をするのが、当然麻酔科医の仕事でありますが、手術麻酔における麻酔科医の仕事とは、手術を受けておられる患者様の全身の管理をさせていただくということになります。では、「手術中の全身の管理」とは具体的には何か・・・全身麻酔中は自分で呼吸が出来なくなる為に、人工呼吸器による呼吸管理が必要ですし、手術操作による痛みの刺激で血圧が上昇するので、鎮痛処置も必要となります。出血などで血圧が下がれば輸血や強心薬の投与などの循環管理が必要となりますし、手術中に目が覚めないようにする処置(鎮静)も必要となります。つまり手術中の全身管理と一言で言っても、呼吸器管理、循環管理、鎮痛管理、鎮静処置等々、様々な手技、技術が必要となります。全身麻酔の管理における一つの要素である「鎮痛処置」を専門とし、その技術に長けた医師が、ペインクリニックの専門医ということになります。
鎮痛処置のための手技や技術は、なにも手術麻酔だけで発揮されるものではなく、むしろ痛みを生じる様々な疾患、すなわち外来に来られる痛みを持った患者様の診療に発揮されるべきものと考えます。では何故、麻酔科医の皆が外来診療で鎮痛処置を行わないのでしょうか?そんな処置なら、麻酔科医も内科の先生が外来で薬を処方するように、鎮痛処置を外来ですれば良いのに・・・と思いませんか?我々麻酔科医が行う鎮痛処置とは、一般に神経ブロックということになりますが、神経ブロックはとても有効な鎮痛手段の一つとなる反面、技術的に難しいこと、大きな合併症をひきおこす可能性があることも事実であります。外来業務で何十人という患者様に神経ブロックを安全かつ確実かつ迅速に行うことは容易なことではなく、かなりの修練が必要となります。また、万一合併症が生じたときも迅速対応できなければなりません。当院では最新鋭の装置を使用し、日々大勢の外来患者様の鎮痛処置に当たらせていただいております。患者様の痛みが、我々の鎮痛処置で少しでも改善すれば、大変喜ばしいことでございます。痛みが少しでも軽くなり、患者様の生活の質の向上に、微力ながらお役に立てればと考えておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。- 資格
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- 麻酔科専門医
- ペインクリニック専門医
- 趣味
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- ランニング
- 空手
- ラグビー
リハビリ担当
- リハビリ担当亀山
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リハビリ担当の亀山です。
当クリニックリハビリテーションでは医師との綿密な連携による治療を行っております。
来院される患者様においては頸椎症、腰椎ヘルニア、狭窄症、すべり症、五十肩、膝関節痛、圧迫骨折、帯状疱疹(ヘルペス)、変形による痛み、又、あらゆる神経性の痛み、癌疼痛等様々な痛みでありますが、当理学療法としては電気療法(低周波、温熱療法)により筋繊維の深部まで通電し、血管を刺激拡張し、血液の流れを円滑にし、代謝機能を促進、治療後長時間治療感が継続し、急性・慢性の痛みに著しい効果を発揮します。
また、神経障害に基因する筋麻痺に対して神経・筋を刺激するために神経痛、筋肉痛、筋痙攣に対しても鎮痛鎮静の効果をもたらします。
マッサージ療法においては局所の血液リンパ液の循環を促して病的産物の吸収排除を助け、皮膚の知覚神経の興奮性を低下させて疼痛を緩和し、皮膚・筋膜・腱・腱鞘・関節包相互間の癒着を剥離し、筋肉の痛みを緩和します。
又、運動療法(機能訓練)においては、規則的な身体の運動によって変形矯正、関節機能回復(関節可動性ROMの増大)筋力増強、筋協調運動の習熟、耐久力の増進、運動速度の増大などを計ります。
骨折患者における関節不動性や筋力の回復、脊髄損傷患者における麻痺肢の機能回復等、機能障害の状態に応じて他動運動から始めて自動介助運動、自動運動、抵抗運動と順を進めて訓練を進めて行きます。また四肢各関節の運動に次いで、さらに体幹の運動、すなわち頭のコントロール、寝返り、這うこと、起き上がり、座ること、膝立ち、膝歩き、立ち上がり、立位保持、歩行、階段及び斜面昇降などの訓練を行っております。
これらのリハビリを行うことにより、関節拘縮、筋硬縮、筋麻痺、筋委縮、神経性の痛みも改善されております。尚、我々スタッフは患者様の痛み無き笑顔がもどる様、邁進していきたいと努力いたします。